小学1年生、2年生の家庭教師

小学1年、2年の基礎教科は国語と算数、生活科です。国語は「読む・書く・話す」といった基本を、算数は四則計算、九九、図形などを学びます。

小学校の低学年のうちはまだ得意や苦手を意識する段階ではないため、ほとんどの家庭教師会社で基礎や基本、学習の習慣づけなどを重視した内容です。基礎、基本を定着させることで、小3以降もスムーズに学習に取り組めるようになります。

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目次

小1・小2の勉強のポイント

低学年からの勉強の習慣づけ

小1~小2の内容であれば内容も難しくないので、時間が取れるのであれば家庭教師でなく親御さんが勉強を見てあげてもいいでしょう。

ただ、低学年のお子さんの場合は勉強嫌いの子は少ないものの、集中して机に向かっていられないというケースは多々あります。家では集中力を欠いて勉強しないということであれば家庭教師に見てもらうというのもおすすめです。

勉強嫌いになる前の1、2年生の段階で家庭での学習習慣をつけておくと、その後の学習指導が楽になります。

苦手克服、授業の補足~小2の算数など

小学1年生、2年生の段階では、お子さんの間での差はあまりなく授業に全くついていけなくなるといったことも少ないでしょう。そんな中で1、2年時につまづきやすいポイントもあります。

その一つが「時計」の問題です。1年生で時計の読み方、2年生で時計の計算を学習しますが、アナログ時計が一般的でなくなったこともあり戸惑うお子さんが多い単元です。

他には図形問題や単位の問題も難所といえます。単位は、dL・mLのように慣れない用語が出てくるので苦手意識を持ってしまうお子さんも多いようです。

特に算数は小1、小2でつまづくと3年生以降の授業についていけなくなるので、早めに対処しておく必要があります。週1で算数だけでもいいので家庭教師をつけるのも対策の一つでしょう。

教科別指導内容(小学1年生、2年生)

国語~ひらがなの読み書きから

1年生の国語は、ひらがな、カタカタ、簡単な漢字の読み書きが中心です。夏休み前までに「ひらがな」、2学期以降は、「カタカナ」や「漢字」を学習します。

2年生では学習する漢字がさらに増えて150文字以上の漢字を覚えることになります。2文字の漢字(熟語)も登場します。

小1、小2ともに学校の授業は、教科書のお話を読み進めながら少しずつ読み書きを覚えていく形なので、授業についていくことは難しくないでしょう。小学1年生、2年生のときに国語だけ家庭教師をつけるといった選択をするご家庭はほとんどありません。

算数~足し算・引き算・九九など

算数は学年に関わらず家庭教師を検討するご家庭の多い教科です。小1~小2でも例外ではありません。

1年生の算数は、「足し算」と「引き算」がメインです。数字の読み書きから始まり、1桁の足し算、引き算、そして夏休み以降は繰り上がりのある足し算、引き算を勉強します。

図形の長さや容器の大きさを比較するといった簡単な図形問題やお金の計算の単元もあります。また、時計(時間の見方)も1年生で学習します。最近はアナログ時計を置いていないご家庭も多いので、戸惑うお子さんも多いかもしれません。

2年生の算数のメインは何といっても「掛け算」です。ここで九九をきちんとマスターしておかないと3年生以降の算数で後れを取ってしまうので踏ん張りどころといえます。掛け算が登場するのは2学期の秋以降です。

掛け算以外では、単位(長さ・かさ)や図形、ひっ算、時間の計算なども学習します。特に「時間の計算」は難所です。つまづくお子さんも多いので注意しましょう。

生活科~身近なものと社会の関わり

生活科は、小学1年生、2年生のときだけ学習する教科です。3年生以降の社会や理科に相当する内容です。

「学校と生活」、「家庭と生活」、「地域と生活」、「公共物や公共施設の利用」、「季節の変化と生活」「自然や物を使った遊び」、「動植物の飼育・栽培」、「生活や出来事の伝え合い」、「自分の成長」の9つの単元に分けて学習します。

勉強というよりは、自分の身近なものを通して社会の成り立ちに興味を持つといった内容です。後の社会・理科に相当する内容といっても、まだまだ塾や家庭教師を意識する段階ではないといえます。

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