小学6年生の家庭教師

小学6年生で習う学習内容は、小学生の最終学年だけあってこれまでの5年間の内容を復習しつつさらに発展させたようなものになっています。ただ、社会科だけは例外でこれまで地理中心だった学習から一転して日本史・近代史を一気に学習します。

小6で家庭教師や塾を利用する目的としては、中学受験対策、苦手克服、授業の補足、中学校入学に向けての準備、などが挙げられます。

受験を考えていないご家庭でも、中学に入ってからの勉強のことを考えると、小学生のうちに一通り復習をしておきたいところではあります。理解が乏しい単元・分野があれば家庭教師や個別指導塾で補っておくといいでしょう。

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目次

小6の勉強のポイント

苦手克服~小学生のうちに苦手対策

6年間勉強していれば、苦手な単元・分野の一つや二つは誰でもあるものです。早い段階で苦手に気づけば傷が広がる前に対処可能です。ただ、苦手な単元を放っておれば理解出来ない部分がどんどん広がり、苦手意識を持つようになってしまいます。

苦手教科がある場合、まずは苦手となっている原因を突き止めることが大切です。例えば、6年生の授業で理解出来ない箇所があったとしても、その原因が4年生で習う単元の理解不足であるといったケースもあるからです。

こうした出来ない原因を探っているのには家庭教師が向いています。集団塾や通信教育とは違い、お子さん一人一人の状況に合わせて指導出来るためです。

また、国語はお子さん自身で苦手の自覚が出来にくいので注意が必要です。

算数や理科であれば、「先生の言っていることが理解出来れない、授業についていけない」といったことが起こるので苦手な教科という自覚が生まれるのですが、国語の場合は「授業はついていける」ので、たとえ試験の点数が悪くてもあまり苦手な意識は持ちにくい傾向があります。

特に6年生になると読解する文章も長文になり記述式の問題の難易度の上がってくるので、苦手を放っておかないようにしましょう。

授業の補足・中学への準備

特に算数や理科について当てはまることですが、小学5、6年生の内容が中学に入って直結します。このため理解不足のまま小学校を卒業してしまうと中学入学後に苦労することになります。

一度中学校に入ってしまうと、学生のときの教科書を引っ張り出してまで復習する機会は中々ありません。出来れば6年生のうちに小学校6年間の復習をしておきたいところです。

また、算数や理科だけでなく社会科も6年生になると日本史全般を学ぶため盛沢山の内容で覚えることがたくさん出てきます。授業の復習・補習の意味で4教科の家庭教師をつけることを検討してもいいでしょう。

6年生からの中学受験対策

6年生から中学受験対策を開始するのであれば、1学期のなるべく早い時期からがおすすめです。

これは、6年生では新学年になって新たに学習する内容と5年生までの復習を同時進行で受験対策していく必要があり、5年生までの内容の理解度によっては勉強が間に合わなくなってしまう可能性があるためです。

受験対策の場合は、家庭教師に限らず塾や通信教育もいいでしょう。特定の中学入試に特化した受講コースを設置している学習塾もあります。

教科別指導内容(小学6年生)

小学6年生で学習する内容を、つまづきやすいポイントに注意しながら教科別に詳しく見ていきます。

国語~敬語の勉強、古典(古文・漢文)も登場

6年生の国語は、3文字、4文字の熟語や漢字の成り立ち(部首)などを新に学習しますが、これまでと学習内容に大きな変化はありません。ただ、試験の長文問題(記述式)はより難しくなっていきます。

5、6年生ぐらいになると文章を読んで記述式で答える問題は、きちんと長文を読んでいないと答えられません。短い時間で正確に文章を読む読解力が求められます。

算数~小数・分数の計算、面接・体積・円など

小学6年生では、これまで数年間かけて取り組んできた分数問題の総決算として分数同士の掛け算、割り算を学習します。

6年生の算数は全体的には5年生までの内容を発展させたものが中心です。「速さ」のように新しい単元もありますが、基本的にはこれまでの内容の習熟度が問われます。

これまでの発展形といっても注意が必要なのが「文字と式」です。「文字と式」はいわゆる虫食い問題で、□や○で表現していた虫食い部分をXやYに置き換えただけですが、算数の式にアルファベットを使うことに戸惑いを感じるお子さんは多いようです。

また、「速さ」は時速や距離、時間を求める公式を覚えるだけではなく、問題の文章をきちんと理解する読解力も求められます。

理科~水溶液の計算問題もあり

小6の理科では、水や空気、食べ物と私たちの生活との関わりや大地のつくりなど身近な事柄についてより詳しく学習していきます。てこの原理や水溶液の性質などは理科に苦手意識を持つお子さんの多い単元です。

6年生になると中学受験対策として理科の家庭教師や塾を始めるご家庭が多い傾向にあります。また、小学5年、6年の理科の内容を理解していないと中学校に入ってから苦労するので、苦手対策・基礎力強化といった目的で家庭教師をつけることもおすすめです。

中学に入ってから理科が苦手にならないためにも、卒業までに小学生の理科の内容は一通り理解しておくようにしましょう。

社会科~日本の国土、工業・農業・水産業

小学6年生の社会では、日本の歴史・近代史の学習をします。自分の住む地域の歴史を勉強した後は、1、2学期で日本の歴史一通り学習して3学期に戦争と平和や憲法をテーマに近代史について学びます。

比較的浅い内容とはいえ日本史を1年足らずで網羅するので、かなりのボリュームがあります。また、5年生までに学習した地理の内容は出てこないので、中学受験を受ける場合には5年生までの内容の復習も欠かせません。

英語(外国語)

2020年より小学校での英語の授業が必修化となりました。「聞く」「話す」「読む」「書く」を中心に英語でコミュニケーションを取れるようにすることも目的とします。

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