無料体験を受ける前に知っておきたいこと
目次
無料体験・体験授業とは?
実際に家庭教師に入会する前に、指導の雰囲気を体験することが出来る「無料体験(体験授業)」というサービスがあります。体験授業の中身に違いがあるものの、ほとんどの家庭教師会社で導入されている仕組みです。ここでは家庭教師の無料体験を受ける前に知っておきたいポイントについて解説します。
体験授業の2つのタイプ
家庭教師の無料体験・体験授業には主に2つのタイプがあります。
一つは「先生でなく専門スタッフが無料体験を行うケース」もう一つは「実際に担当する先生が体験授業を行うケース」です。それぞれで授業の内容や目的、指導開始までの流れが大きく異なりますので、ここでは2つのケースについて詳しく解説します。
一見すると、実際に担当する先生に無料の体験授業を行ってもらった方がいいようにも思えますが、それぞれメリット・デメリットがありますので、それを踏まえた上で無料体験を利用するようにしましょう。
1.先生でなく専門スタッフが体験授業を行うケース
体験授業の目的
家庭教師会社の指導方針を知ることが出来ます。また、お子さんの勉強に対するやる気アップにもつながります。
体験授業の時間はどのくらい?
全て合わせて120分の時間を設定している家庭教師会社が一般的です。
お子さん、親御さんへのヒアリングに1時間、勉強の指導に1時間といった時間配分をしているケースが多いです。
申込みから体験授業までの流れ
1.電話やWebで申し込み
電話やWebから無料体験の申込みを行います。簡単なヒアリングを行う場合もありますが、基本的にここでは体験授業を行う日時を調整するのみです。
2.当日、専門スタッフが訪問
ご指定の日時に無料体験専門スタッフがご家庭を訪問します。
3.ヒアリング
学校での状況や勉強の悩みなど、お子さんと親御さんを交えてヒアリングを行います。
4.現状の悩みなどについてアドバイス
ヒアリングした内容を元に悩みなどについて具体的にアドバイスします。
5.問題の解き方などの指導
ヒアリング終了後は、お子さんに実際に問題を解いてもらいます。問題の解き方や考えた、勉強のやり方についてアドバイスします。
メリットとデメリット
メリットは、お子さんが勉強に対してやる気を出してもらえるという点です。体験授業で訪問する専門スタッフは、お子さんの家庭教師に対する不安を取り除いて勉強に対してもやる気を引き出させるプロなので、家庭教師に対して消極的になっているお子さんにもおすすめです。
デメリットは、実際に家庭教師に来てもらう先生がどんな人であるかわからないという点です。ただ、実際に家庭教師を始めてみて先生が合わないと感じた場合は、大半の家庭教師会社では先生を無料で変更することも可能です。
体験授業を受ける際のチェックポイント
2.実際に担当する先生が体験授業を行うケース
体験授業の目的
実際に指導してもらう家庭教師の先生がどんな人であるかを知ることが出来ます。
先生の学力や教え方といった指導面はもちろんのこと、身だしなみや言葉遣い、お子さんとの相性など様々な視点から先生をチェックします。
この先生なら指導を任せられそうと思えば、実際に家庭教師をお願いし、ちょっと合わないと感じた場合は別の先生の無料体験を受けることも可能です。
体験授業の時間はどのくらい?
1時間程度が一般的です。こちらのタイプの無料体験では既にヒアリングを終えているため、専門スタッフが体験授業を行う場合に比べて時間は短くなります。
申込みから体験授業までの流れ
1.電話やWebから申込み
電話やWebから無料体験の申込みを行います。
2.訪問前のヒアリング
学校での状況や勉強の悩みなどを親御さんからヒアリングします。
3.ヒアリングの結果から先生を決定
ヒアリングの結果を元にお子さんに合った家庭教師の先生を選出します。
4.当日、先生が訪問して体験授業を開始
無料体験の当日に、家庭教師の先生が訪問して体験授業を開始します。
メリットとデメリット
メリットは、実際に指導してもらう家庭教師の先生の指導を間近で見ることが出来る点です。指導開始後に先生の変更が出来るとはいえ、どんな先生が来るのかわからないのに入会するのは不安ですからね。
一方、デメリットは、お子さんに合う先生がすぐに見つからないこともあるという点です。先生を選ぶためのヒアリングは電話のみとなるため、直接会ってヒアリングするケースに比べるとマッチング率は低くなる傾向にあります。
体験授業を受ける際のチェックポイント
こんな体験授業を行う家庭教師会社は要注意!
実際の指導よりも営業に時間を費やす
無料体験の授業は、60分や120分のように予め決められた時間内で行われますが、その時間内で家庭教師入会の営業・勧誘の時間を大幅に割くような家庭教師会社は要注意です。
営業・勧誘があったとしても、体験授業の時間が一通り終わった後であったり、常識の範囲内の時間であれば特に問題ないでしょう。
その場でしつこく契約を迫られる
多くの家庭教師会社では、無料体験の際に簡単な営業活動をすることはあっても、その場で契約までを迫ることはありません。